これは今までで最も多く聞かれた質問です。
日常生活でもビジネスシーンでも、とりあえず言っておけば良い感じにまとまる、非常に便利なフレーズですよね。
同じように英語でも表現することができたらどれほど助かるか…とは思うものの、残念ながら直で対応する英語はありません。
頼りになるGoogle先生に聞いても、”Thank you”とあっさり答えられる始末です(あながち間違いでもないのですが)。
ではネイティブの人たちはどう言っているのかと言うと、場面に応じて気持ちを具体的に表すことで、同じような意味合いにしています。
なので、シチュエーション別に「よろしくお願いします」の英語版を見ていきましょう。
1. 相手に初めて会った時の「よろしくお願いします」
これはズバリ
で完結します。多くの方が「初めまして」という意味で覚えていると思いますが、実際の意味は「お会いできて嬉しいです」なので、「よろしく」という意味も含まれているのですね。
2. 別れ際の「今後ともよろしくお願いします」
同じく初対面時に使われる挨拶です。違うのは別れ際の締めの一言という点で、普通にSee you next time.でも良いのですが、キレイにまとめたいなら
が良いです。Nice to meet youと似ていますが、meetingにすることで「お会いできて良かったです」と過去の意味に変わります。この一言を添えると、丁寧な印象を残すことができます。
3. まだ会ったことがない人への「よろしくお願いします」
メールや電話でのやり取りも多い現代では、こういう機会もあると思います。ここでは
を使います。「お会いできることを楽しみにしています」という意味です。何となく、「よろしく」よりも具体的ですよね。look forward to ~ingで「~することを楽しみにしている」ということを表せるので、仕事相手であれば I look forward to working with you. 「一緒にお仕事ができることを楽しみにしています」と応用することもできます。ちなみに、I’m looking forward to ~という形を聞いたことのある方もおられると思いますが、現在進行形にすると単にカジュアルな響きになります。なので、友達や知人であればing形で、取引相手やビジネス用メールでは現在形で使い分けるとスマートです。
4. 頼み事をした時の「よろしくお願いします」
実は、ここでGoogle先生の Thank you. がハマります。もう少し付け足すと、
の「ご協力ありがとうございます」くらいが良いですね。駅や空港のアナウンス等でよく聞くフレーズです。ポイントは、先にお礼を言っておくことで、「よろしく(頼みますね)」という意味になることです。なので、ThanksやI appreciateのようなお礼系のフレーズであればとりあえず意図は伝わるのですが、注意点として、場合によっては押しつけがましい印象になることがあります。というのも、先にお礼を言ってしまうことで、相手に断れない、または失敗できないプレッシャーを与える可能性があるのです。あまり重い依頼の時に使用したり、何度も何度も繰り返し使うのは避けた方が良いかもしれません。相手を気遣うなら、少し難しいですが
で「何かあったら言ってくださいね」と付け足すと良いでしょう。
大まかではありますが、よく使う「よろしくお願いします」は以上のような感じです。
直訳が無いだけに、上記以外にも「よろしく」というニュアンスで使われる表現はたくさんあるのですが、ひとまずはこれらを使えれば大抵は何とかなると思います。
他にも「こういう時はどう言うの?」や「このフレーズはこの場面で使うので合ってるの?」というご質問があれば、「お問合せフォーム」からどんどん送ってくださいね!
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